1月16日(土)「『壁』の無い東京へ」
塚本 由晴(アトリエ・ワン/建築家)×安冨 歩(東京大学東洋文化研究所教授/社会科学者)

想像力に満ちたコミュニケーションが人から人へつながってゆくところに、いきいきとした社会環境は生まれます。しかし、社会を見渡してみると「組織的な壁」や「物理的な壁」が、人々の心にも「壁」を作っているように見えます。さまざまな「壁」を超えて、一人ひとりの想像力や創造性が発揮できる「東京」を探る試みです。

*本プログラムは、「東京アートポイント計画」のインターン・プログラムと連動しています。
詳細は、http://www.bh-project.jp/artpoint/app/intern.htmlにてご確認下さい。

レクチャー詳細

「戸建て住宅から見える『東京』」 塚本 由晴
住宅建築史から「東京」を読み解き、未来の都市像を想像してみます。1920年代ごろになると土地開発や宅地造成が始まり、経済成長や自然災害の影響などと足並みをそろえながら、戸建て住宅の・建築・増殖・新陳代謝と都市空間の拡張が並行して進みました。その果てに現れた「東京」は、年式などの戸建て建築の個性が前景化する一方で、隣近所との共有スペースの確保など他者とのコミュニケーションを可能にするゆとりある空間作りが後方へ退いてしまったと見ることができるでしょう。このような住環境が総体的な都市空間の物理的あるは心理的な質を作り出している現在、「東京」を空間としてどのように理解し、どのように働きかければ、いきいきとしたまちが取り戻せるのか。住宅のあり方をとおして「東京」の可能性を探ります。

「『東京』でどう生きるか?」 安冨 歩
人、金、モノ、エネルギーが渦巻く巨大な都市「東京」で、よりのびのびと生きる方法について考えます。多くの人々が暮らし、また外部からもやってくる東京は、高度な組織化によってそのスムーズな運動が保たれているといってもいいでしょう。しかしながら、組織に依存しすぎているがために、個人の自由な想像力や創造性、またそれが発揮できる環境作りが、見過ごされているといっても言い過ぎではありません。これは、このまちに関わりをもつ人々のあり方だけではなく、考え方や身体感覚、感情を含めた「人間」の生き方と深い関わりをもっています。そのような状況でありながらも、自らの意思を持っていきいきとした活動を展開する可能性について、昨年惜しくも他界したポップスター、マイケル・ジャクソンの知られざる思想と活動を頼りに探ります。

【参考文献・ウェブサイト】
アトリエ・ワン 『空間の響 / 響きの空間』、INAX出版、2009年
アトリエ・ワン http://www.bow-wow.jp/
安冨 歩 『生きるための経済学―"選択の自由"からの脱却』、日本放送出版協会、2008年
安冨 歩 『マイケル・ジャクソンの思想』 http://ameblo.jp/anmintei/

■時間:各回13:00〜16:00 (開場12:30)
※各回二人の講師がそれぞれ45分ずつ講義をしたあと、対談を行います。

■会場:ヒルサイドプラザ(東京都渋谷区猿楽町29-10)ほか都内各地 
※日程、講師、会場等に変更が生じる場合がございます。予めご了承願います。



■定員:各回100名(要予約・先着順)
■入場料:各回一般1,000円、学生/AITメンバー800円 ※当日受付にて支払い
■主催:東京都/東京文化発信プロジェクト室(財団法人東京都歴史文化財団)
 特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
■協力: ヒルサイドテラスほか

お問い合わせ

NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
〒150-0033 渋谷区猿楽町30-3ツインビル代官山A502
TEL 03-5489-7277 / FAX03-3780-0266
http://www.a-i-t.net/

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