東京文化発信プロジェクト フェスティバル
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TRADITIONAL PERFORMING ARTS

東京大茶会2009

和のこころ、茶のこころ。平成の大茶会

主旨

「東京大茶会2009」は、多くの方が茶文化に親しんでいただく機会を設けるもので、「伝統ある茶文化を広く普及すること」「東京を観光で訪れる方々に、『お茶の文化』とそれを育んできた『江戸・東京の文化』を紹介すること」を目的としています。茶道に関心のない方や、外国から観光で訪れた方にも日本の伝統文化「茶の湯」を楽しんでいただけるよう、「東京大茶会2009」では、基本的な作法をご紹介する企画も予定しています。ぜひたくさんの方々に知っていただき、秋風薫る浜離宮恩賜庭園と江戸東京たてもの園で、優雅な一日をお過ごしいただければ幸いです。

開催概要

「東京大茶会2009」は、浜離宮恩賜庭園と江戸東京たてもの園で行われる大規模茶会で、「室内の茶会」「気軽に参加できるオープンな野点」「世界の茶文化や江戸・東京の文化紹介」で構成されます。


浜離宮恩賜庭園では、潮入りの池の景観美や、中島の御茶屋や芳梅亭といった風情ある建物など、庭園の魅力を最大限に生かし、お茶とともに景観を楽しんでいただきます。


多くの方に参加していただけるように、「お茶の淹れ方講座」のほか、江戸時代からの伝統を誇る「芸妓の華やかな舞踊」や東京藝術大学の協力による「邦楽演奏」等のステージイベントを行う予定です。外国人向けに英語で野点を解説する「英語で野点」、親子で体験出来る茶席を実施いたします(「英語で野点」は浜離宮恩賜庭園のみ)。


また、江戸東京たてもの園では、園内にあるさまざまな江戸時代から昭和初期までの歴史的建造物のなかでの茶席や野点をお楽しみいただきます。
流派を超えて活動する東京都華道茶道連盟、小金井市文化連盟、国分寺市茶道連盟の全面的なご協力をいただき、三千家をはじめ様々な流派が一堂に会する茶会を実現します。

詳細はこちら⇒東京大茶会公式サイト http://www.tokyodaichakai.jp/
主催
東京都、東京文化発信プロジェクト室(財団法人東京都歴史文化財団)
開催会場(1)
江戸東京たてもの園(東京都小金井市桜町3-7-1 都立小金井公園内)
開催日時
平成21年10月10日(土)・11日(日) 10:00~15:30
(*江戸東京たてもの園開園 9:30~16:30 最終入園時間 16:00)
料金
入園料:
「東京大茶会」開催につき入園無料


参加料(菓子引き換え券):
野点200円、茶席500円、子供茶道体験200円
*茶席はすべて往復はがきによる事前申し込み制。
アクセス:
JR中央線「武蔵小金井」駅北口より西武バス5分「小金井公園西口」下車、
関東バス5分「江戸東京たてもの園前」下車、
JR中央線「東小金井」駅よりCoCoバス6分「たてもの園入口」下車、
西武新宿線「花小金井」駅より西武バス5分「小金井公園西口」下車
開催会場(2) 
浜離宮恩賜庭園 (東京都中央区浜離宮庭園1-1)
開催日程
平成21年10月17日(土)・18日(日)9:30~16:00
(*浜離宮庭園開園 9:00~17:00 最終入園時間 16:30)
料金
庭園入園料:
一般300円、65歳以上150円、小学生以下及び都内在住・在学中学生無料


参加料(菓子引き換え券):
野点200円、茶席500円、英語で野点 300円、子供茶道体験200円
*茶席はすべて往復はがきによる事前申し込み制。


アクセス(大手門口):
都営大江戸線「築地市場」「汐留」・ゆりかもめ「汐留」下車徒歩7分 
JR・東京メトロ銀座線・都営浅草線「新橋」下車徒歩15分

開催レポート

昨年度に引き続き、2009年10月10日(土)・11日(日)に江戸東京たてもの園(小金井市)、10月17日(土)・18日(日)に浜離宮恩賜庭園(中央区)にて「東京大茶会2009」が開催されました。両日たくさんの人で賑わい、約18,400人もの方々にご来場いただきました。 さまざまな流派による伝統的な茶席や野点の他、親子で参加出来る茶道教室「子供茶道体験」や英語で解説をする茶席「英語で野点」も実施しました。その他、ステージイベントやお茶の講座、お茶に関するブースの出展など、様々な催しもありました。
江戸東京たてもの園
江戸東京たてもの園では、東京大茶会の開催により特別に入園無料となり、2日間で約8,800人の来場者がありました。文化的価値の高い歴史的建造物の中での茶席や野点の他、銭湯を再現した子宝湯では、落語や三味線のイベントステージを展開しました。
(1)茶席 (高橋是清邸、西川家別邸)
明治から昭和にかけて活躍した日本の政治家 高橋是清の住まいと、北多摩の実業家が客を迎えるために建てた大正時代の建物の中で伝統的な茶席を開催しました。
すべて事前申込制で、二日間で約660人が参加しました。
(2)野点 (伊達家の門前)
旧宇和島藩伊達家が大正時代に東京に建てた屋敷の表門の前にて、野点席を開催しました。
当日、たてもの園を訪れた来場者より、二日間で1,000人以上の人が参加しました。
(3)子供茶道体験 (天明家)
中学生以下の子供と保護者を対象とした茶道教室を江戸時代後期に現大田区で名主役を務めた旧家の農家である天明家の建物の中で開催しました。
二日間で約500人の親子が参加し、お茶の作法やおもてなしの心を学びました。
(4)ステージイベント (子宝湯)
神社仏閣を思わせる形の東京の銭湯を代表する建物(昭和4年築)でイベントを開催。
高い天井と広い浴槽のある風呂場で、津軽三味線の邦楽演奏や桂幸丸師匠の面白落語を行いました。
落語:桂 幸丸
「茶の湯」
津軽三味線:浅野 祥
「マイ・フェイバリット・シングス」
「テネシー・ワルツ」他
浜離宮恩賜庭園
江戸時代の大名庭園で、国の特別名勝にも指定されている浜離宮恩賜庭園では、風情ある建物や景観美を楽しみながらの「東京大茶会」となりました。中島の御茶屋、芳梅亭での伝統的な茶席のほか、親子で体験できる茶道教室や英語で解説をする野点も開催。また、内堀広場では、日本の伝統文化に親しめるイベントステージや、お茶の文化に親しんでいただくための「世界のお茶の紹介」や「お茶の淹れ方講座」も開催しました。
(1)茶席 (中島の御茶屋、芳梅亭)
潮入りの池の水面に映える趣ある建物の中島の御茶屋と、緑に囲まれた芳梅亭で伝統的なお茶席を開催しました。すべて事前申込で、二日間に約1,300人が参加しました。
(2)野点 (野外卓広場前)
秋空の下、野点席を4席同時に開催。茶席毎に違う和菓子をご用意しました。当日、浜離宮恩賜庭園を訪れた来場者より、二日間で約3,600人の参加者がありました。
(3)子供茶道体験/英語で野点 (花木園)
中学生以下の子供と保護者を対象とした茶道教室と英語で解説をする野点を花木園で開催しました。
子供茶道体験は午前、英語で野点は午後の開催で、二日間で約400人が参加しました。
(4)イベントステージ (内堀広場)
内堀広場では、日本の伝統文化に親しんでいただけるように、さまざまなステージを展開しました。

「平野啓子 語りの世界」
語り芸術家として舞台やテレビで活躍の平野啓子さんが、茶文化、江戸・東京の文化に関わる物語などを朗読しました。

「芸伎の舞踊」
浅草・赤坂芸妓衆の踊り、唄、三味線、囃子などをお楽しみいただきました。ステージ後には、芸妓衆が内堀広場から潮入の池周辺まで園内を歩き、写真撮影会を行いました。

「箏と尺八による邦楽演奏」
東京藝術大学邦楽科による箏と尺八の演奏を行いました。
「外国人が説明するやさしい茶道」
お茶のいただき方を通して、日本の文化や心を分かりやすく英語で説明しました。

茶会について

お客様を招き、作法にのっとって茶を供する集まりである茶会。茶道では、客をもてなす亭主の心とそれを受け止める客の心との叶いあい、一期一会の出会いを大切にします。かつて豊臣秀吉は、京都北野天満宮において800以上の茶席をつくり、黄金の茶室を持ち込んだり、名茶道具を披露するなど、茶に関心のある人ない人、すべての人に茶をふるまったといわれています。1587年10月に開催された、この「北野大茶会」にヒントを得て、伝統ある日本の茶文化を守り伝えるべく開催されるのが、「東京大茶会」です。
浜離宮恩賜庭園について
浜離宮恩賜庭園:中島の御茶屋
浜離宮恩賜庭園:中島の御茶屋
浜離宮恩賜庭園は、昭和21年開園、広さ250,215.72平方メートル、6,077本の樹木があり、潮入りの池と二つの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園です。寛永年間(1624~1644年)までは、将軍家の鷹狩場で、一面の芦原でした。初めて屋敷を建てたのは4代将軍家綱の弟、松平綱重で、歴代将軍によって幾度かの造園、改修工事が行われました。明治維新後は皇室の離宮となりましたが、昭和20年東京都に下賜され、21年開園。27年11月には周囲の水面を含め、国の特別名勝及び特別史跡に指定されています。
江戸東京たてもの園について
江戸東京たてもの園:高橋是清邸
江戸東京たてもの園:高橋是清邸
江戸東京たてもの園は1993年(平成5年)3月28日に開園した野外博物館です。
都立小金井公園の中に位置し、敷地面積は約7ヘクタール、園内には江戸時代から昭和初期までの、27棟の復元建造物が建ち並び、現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示するとともに、貴重な文化遺産として次代に継承することを目指しています。