アーツカウンシル東京の事業

国際招聘プログラム

若手の文化・芸術関係者を海外から招き、東京文化発信プロジェクト事業等の視察や日本の関係者との交流・意見交換を行います。帰国後、参加者に視察内容やその評価を自国にて発信してもらうほか、関係者とのネットワーク形成・強化することで、東京文化の国際発信につなげていきます。 また、9月30日には文化・芸術関係者との『プレゼンテーション&意見交換会』を実施いたします。

プレゼンテーション&意見交換会 

日程:9月30日(月)14:30~19:00(受付開始14:00)
会場:国際交流基金 JFICホール[さくら]※日英同時通訳付
※詳細はこちらのページをご覧ください。→国際招聘プログラム プレゼンテーション&意見交換会

招聘者プロフィール

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バルト・カペレ(ベルギー)| Bart Capelle
【ドラマトゥルグ】
1978年生まれ。フリーランスのドラマトゥルグとして、既存の戯曲よりはむしろ集団創作型の演劇・パフォーマンスを手掛ける。10年以上にわたり、Pol Heyvaert, Lies Pauwels, Union Suspecte, Karl Van WeldenUnited Planets, Los Angeles Poverty Department (US), Action Malaise, Buelens Paulina and Teatro de los Sentidos (ES)など、多数の演出家やカンパニーの作品に関わる。ブリュッセルRITS 芸術学校演劇科の卒業制作や、アントワープのa.pass(パフォーマンスとセノグラフィ専門課程)にてアドバイスも行う。2010年より英国やアイルランドなど外国で展開するプロジェクトにも参加している。This Time With Feeling (The Tramway & Glasgow International、英国), Fuck My Life (Cork Midsummer Festival & Campo), Girl X and Knives in Hens (National Theatre of Scotland) など。目下は Some Use For Your Broken Clay Pots (Christophe Meierhans, Kaaitheater & Vooruit) および A Little Bird Blown Off Course (Fiona J. Mackenzie, National Theatre of Scotland) を手掛けている。

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マルクス・ドロス(ドイツ)| Marcus Dross
【キュンストラーハウス・ムーゾントゥルム(フランクフルト) ドラマトゥルグ】
ギーセン大学応用芸術学科で学ぶ。クリエイター、プロデューサー、演出家、ドラマトゥルグとして、ダンス、音楽、演劇、パフォーマンスの分野で活動。作曲家ミヒャエル・ヴォルタースとともにミュージックシアターの作品を手掛け、2004年に創設したアーティスト・コレクティブNew Guide to Operaの作品。デュッセルドルフのFFT(Forum Freies Theater)(2004-2011)、ドイツ・ラジオ文化部門(2004/2007)およびBBC(2008)と提携した作品づくりも。2011年まで演劇・ライブアートのショーケースFREISCHWIMMER やハンブルク・カンプナーゲルK3のレジデンシープログラムのドラマトゥルグ、かつアーティストのメンターを務めた。2011年より現職。

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アミテシュ・グローヴァー(インド)| Amitesh Grover
【パフォーマンス作家/インターメディア・アーティスト、インド国立演劇大学助教授】
デリー生まれ。パフォーマンスやパブリック・ゲーム・イベント、インターメディア・インスタレーションを手掛けるアーティスト。ロンドン美術大学にてデジタル・シアターで修士号取得。デジタルテクノロジー、ゲームデザイン、パブリック・インスタレーション、パフォーマンスといった異なるジャンルの融合に関心を持ち、ジャンル越境かつ異なる文化間で創作活動を行っている。これまで欧州、米国、アジア各地に作品が招へいされている。受賞歴・レジデンシー歴多数。スイス・チューリヒ国際舞台芸術フェスティバル シュペクターケル審査委員(2008)、米コーネル大学客員講師(2011)、ドイツ・ベルリン演劇祭招へいアーティスト(2013)。

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アニヤ・ヘニス (ニュージーランド)| Anya Henis
【ライター、キュレーター、アーティスト】
オークランド在住。エラム美術学校の修士課程(美術)を修了、現在は同校で教えている。年2回発行の美術雑誌 Magasine の共同エディターで、Un Magazine や Matters Journalなどに寄稿。2008年から2010年まで、アーティストによる A Center for Artを共同運営し、その後ニュージーランド内外のギャラリーで作品を発表するとともにキュレーションも手掛ける。

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フェレンシア・フタバラット(インドネシア)| Felencia Hutabarat
【クリエイティブ・エコノミー・コンサルタント、文化の力・東京会議2013 パネリスト】
ジャカルタ生まれ。2011年までオランダの開発援助団体HIVOS東南アジア地域事務所のプログラム・オフィサーとして、国内・国際ネットワーク構築、知的交流、財政安定化、税制措置、文化の多様性問題、クリエイティブ・エコノミーなどを含む文化政策アドボカシーに関わる。特にインドネシア国内、インド、南アフリカの戦略的文化機関と密接な関係を築く。2012年から今年にかけてオランダのエラスムス大学で文化経済・カルチャーアントレプレナーシップを学ぶ。現在ジャカルタ・ブリティッシュ・カウンシルのクリエイティブ産業プロジェクトのコンサルタントを務めている。

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オアナ・イオニタ(ルーマニア)| Oana Ionita
【アートマネージャー、PostModernism Museumディレクター】
ギャラリー Nasui collection & gallery を共同経営、ルーマニア現代美術の紹介を手掛けるほか、ルーマニアの代表的なオンライン・アートマガジン http://www.modernism.ro. を発行している。「クリエイティブ産業におけるアントレプレナーシップ」のトレーニングも手掛ける。ブカレストにオープンする予定のPostModernismMuseum ポストモダニズム・ミュージアム計画に現在関わっている。コミュニケーション、NPOのマネジメント、PR、マーケティング、ファンドレイジングもこなす。とりわけ、アートおよびエンターテインメントの分野における観客創造、contemporary anthropology、クリエイティブ&オルタナティブ経済に関心を寄せている。

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ルッカーナ・クナーウィチャヤーノン(タイ)| Luckana Kunavichayanont
【バンコク芸術文化センターBACCディレクター】
バンコク生まれ。2011年5月より現職。バンコク芸術文化センターはバンコク市のプロジェクトで、バン同センター財団の管轄。1989年シラパコーン大学卒業後、The Nation紙の社会・文化面に1989年・90年に記事を書き、その後オーストラリア・ニューイングランド大学にてアジア美術史を学び修士号取得。タイに戻り、民間のアートセンターTadu Contemporary Art の芸術監督として、2003年までに多数の展覧会のキュレーションを手掛け、タイの若手アーティストを積極的にとりあげた。その後タワン・ダッチャニーの作品と生涯をとりあげた展覧会Trinity(the Queen’s Gallery)を監修。2005年ヴェネツィア・ビエンナーレのタイ館の共同キュレーター。2008年から09年にかけて、バンコク芸術文化センターのオープニング展共同キュレーターとして、バンコク市200年の歴史をたどる大規模な展覧会を手掛けた。シラパコーン大学のアートマネジメント講座の客員講師もつとめる。

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マヨ・マーティン(フィリピン、シンガポール在住)| Mayo Martin
【シンガポールのTODAY紙デピュティ・フィーチャー・エディター】
同紙のコラムFor Art’s Sake! も担当し、シンガポールの舞台芸術、美術、文学イベントを取り上げている。これまで、フィリピンの詩の本『Babel』を上梓したほか、『Uniberso: New Pinoy Poets Calling』でフィリピンの若手詩人のオーディオ・アンソロジーを出している。今年、英語で編纂した詩の本 Occupational Hazards が出る予定。7月、MediaCorpの年間最優秀ジャーナリストに選出された。

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ロレンツァ・ピニャッティ(イタリア)| Lorenza Pignatti
【現代美術キュレーター、批評家、ジャーナリスト】
美術史家、批評家。ウルビノ大学およびスイス・ルガーノの応用科学・芸術大学SUPSI で教鞭をとったのち、2002年よりミラノのNABA New Academy of Fine Arts にて教えている。2006年ペサロ映画祭にてスペインの映画監督ペレ・ポルタベラのレトロスペクティブをキュレーション。2008年には*Home Movies*(ボローニャのフィルムアーカイブ)のレトロスペクティブを企画、同市のギャラリー neon campobase にて実施。 ブラジルのアーティストFabiana de Barrosの作品a Public and Contextual Art work のキュレーションなども手掛ける。本の編集も手がける。La Repubblica紙ほか、unFlop PaperやNo Order. Art in a Post-fordist Society.といったアート雑誌に記事を掲載。

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ソニヤ・ソルド(クロアチア)| Sonja Soldo
【POGON センター(Zagreb Center for Independent Culture and Youth)、プログラム・コーディネーター】
アート、アーバニズム、アクティビズムにまたがる活動を展開するザグレブのキュレーター・コレクティブBLOKのメンバー。パブリック・アートのUrbanFestival を5年間キュレーションする中で、多様な共同プロジェクトや地域独自の文化シーンのキャンペーン、とりわけ都市空間の発展・文化をめぐるシステムの変容とその結果もたらされた文化・アートスペースへの影響などをとりあげ、市民参加型のプロジェクトなども手掛けた。現在はザグレブ市が独立系の文化機関と連携するユニークな試み、Pogon – インディペンデント・カルチャー・アンド・ユース・ザグレブセンターのプログラム・コーディネーターとして、プログラム全般、芸術プロジェクトのマネジメント、レジデンシー・プログラムを手掛けている。

主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
特別協力:国際交流基金

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