文化の力・東京会議2014「文化創造都市とフェスティバル」20th anniversary of the Tokyo - Berlin city partnership in 2014

東京文化発信プロジェクトでは、2011年に東京の文化の国際発信と国際ネットワーク強化を目的とするネットワーキング事業をスタートさせ、以来毎年秋に国際会議を開催しています。社会における文化芸術について、様々な角度から、海外の専門家を迎えて日本の関係者とともに議論を重ねてきました。
4回目となる今年は、東京・ベルリン友好都市提携20周年記念事業として位置づけ、多種多様なフェスティバル等が文化創造都市としての魅力を生み出しているベルリンからゲストを迎え、都市におけるフェスティバルの意義を取り上げます。
現代の主要なフェスティバルや芸術祭の中には、20世紀前半に創設されたものもあり、現在では世界中で様々なフェスティバルが開催されています。では今、21世紀の現代、都市においてフェスティバルを開催する意義とは何でしょうか。そしてフェスティバルだからこそ生み出すことのできる新しい価値とは。都市に生活する私たちにとってフェスティバルはどのような意味を持ち、自治体の文化政策・事業には何が期待されるのでしょうか。
ベルリン、ロンドン、ソウル及び日本の各都市から専門家を招き、相互の共通点を見出しつつ2020年東京オリンピック・パラリンピックも視野に入れながら、文化創造都市とフェスティバルのあり方について考えます。

Program/Schedule*日英同時通訳つき *途中休憩あり

16:00 主催者挨拶
16:10 基調講演Ⅰ「なぜフェスティバルなのか? その独自性と社会的文脈について」 トーマス・オーバーエンダー
17:00 基調講演Ⅱ「拡張する国際芸術祭-現代美術の可能性を読み解く」 逢坂恵理子
18:00 パネルディスカッション
19:45 終了予定

Profile

トーマス・オーバーエンダー
トーマス・オーバーエンダー
ベルリン芸術祭総裁
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逢坂恵理子
逢坂恵理子
横浜美術館館長
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ルイーズ・ジェフリーズ
ルイーズ・ジェフリーズ
バービカン・センター アーツ部門ディレクター
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イム・ミヘ
イム・ミヘ
ソウル芸術文化財団 芸術教育チーム長
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橋本裕介
橋本裕介
ロームシアター京都/KYOTO EXPERIMENT プログラムディレクター
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コンラート・シュミット=ヴェルテルン
コンラート・シュミット=ヴェルテルン
ベルリン市文化部長
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片山正夫
片山正夫
公益財団法人セゾン文化財団常務理事、東京芸術文化評議会専門委員
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三好勝則
三好勝則
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)機構長
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トーマス・オーバーエンダー | Dr. Thomas Oberender
【ベルリン芸術祭総裁】

1966年イエナ生まれ。2012年ベルリン芸術祭総裁に就任。2006年から2011年までザルツブルク芸術祭演劇部門ディレクター。2005/06年はスイス・チューリヒ劇場のチーフ・ドラマトゥルグおよび共同ディレクター、2000年から2005年までボッフム劇場のチーフ・ドラマトゥルグおよびアーティスティック・ディレクター・チームのメンバー。1988年より2000年までベルリン在住、1999年ベルリン・フンボルト大学で博士号取得。97年ドイツ語圏劇作家の新作戯曲を広めるための劇作家協会(TNT)創立に関わる。
戯曲や戯曲翻訳を手掛けるほか、エッセイ、演劇・文学批評も書き、2000年万博、フェスティバル・ルール・トリエンナーレ(2004年・2005年)、欧州文化首都ルール地方(2010)においてプロジェクトも実現させる。著書多数。

逢坂恵理子 | Eriko Osaka
【横浜美術館館長】

東京都生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業 専攻芸術学。国際交流基金、ICA名古屋を経て、1994年より水戸芸術館現代美術センター主任学芸員,1997年より2006年まで同センター芸術監督。2007年より2009年1月まで森美術館 アーティスティック・ディレクター。2009年4月より横浜美術館館長に就任。また、1999年第3回アジア・パシフィック・トリエンナーレで日本部門コーキュレーター、2001年第49回ヴェニス・ビエンナーレで日本館コミッショナー、ヨコハマトリエンナーレ2011総合ディレクター、横浜トリエンナーレ組織委員会委員長をつとめるなど、多くの現代美術国際展を手掛ける。

ルイーズ・ジェフリーズ | Louise Jeffreys
【バービカン・センター アーツ部門ディレクター】

バービカン・センターの芸術プログラムと戦略的ヴィジョンの策定と推進を担う。前職は同センターの演劇・アーツプロジェクト部長で、新設されたばかりのbite(バービカン・インターナショナル・シアター・イベント)の運営に1999年から携わった。bite はロンドンで最も革新的な芸術プログラムのひとつで、国際的に活躍する舞台芸術家を英国に招き、共同コミッションした作品の多くは、この10年で最も影響力のあるものとなった。
バービカン・センターの前は、英国中部ノッティンガム・プレイハウスの業務部長、ドイツ・ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場の制作業務部門チーフ、ロンドンのイングリッシュ・ナショナル・オペラの技術部長をつとめた。

イム・ミヘ | Mihye Lim
【ソウル芸術文化財団 芸術教育チーム長】

ソウル生まれ。ARKO アーツシアターの初代プロデューサー・プログラマーをつとめたほか、ソウル芸術文化財団(SFAC)にてフェスティバル、芸術教育、文化戦略企画等、多分野に関わる。ソウル芸術文化財団はソウル市政府の文化政策を実践する組織。ニューヨークのコロンビア大学・ティーチャーズカレッジにてアーツアドミニストレーションのMA取得。現在SFACの芸術教育と芸術プログラムを通して創造性へのコミットメントをはかる部門のディレクターをつとめる。音楽家およびアーツ・アドミニストレーターとしての自らの経験を活かし現在では、芸術を日常生活に組み入れ、創造的学習法の開発を通して、都市の文化的潜在能力をより多く引き出すことに深く関心を抱いている。

橋本裕介 | Yusuke Hashimoto
【ロームシアター京都/KYOTO EXPERIMENT プログラムディレクター】

京都大学在学中の1997年より演劇活動を開始。2003年、橋本制作事務所設立。現代演劇、コンテンポラリー・ダンスのカンパニーマネジメントや、京都芸術センター事業「演劇計画」などの企画を手掛ける。2010年より国際舞台芸術祭「KYOTO EXPERIMENT」を設立、プログラムディレクターをつとめる。2013年より舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事長。2014年1月よりロームシアター京都プログラムディレクター。

コンラート・シュミット=ヴェルテルン | Dr. Konrad Schmidt-Werthern
【ベルリン市文化部長】

1973年ボン生まれ。現在ベルリン市長クラウス・ヴォーヴェライトのもとで文化部長をつとめる。ミュンヘン大学とフライブルク大学で法学を学び、2003年博士号取得。早いうちからドイツの主要全国紙ディー・ツァイトやフランクフルター・アルゲマイネにて研鑽を積む。2004年ベルリン市の文化行政にシニア・アドバイザーとして加わる。2007年から12年まで、ケルン市文化部長をつとめた。その後ベルリンに戻り現職。2010年より国際アートマネジメントセンター(CIAM)の客員講師。かつてパリとハノイに住んだ経験から、英語のほかフランス語にも堪能だが、ヴェトナム語はスープを注文できる程度。

片山正夫| Masao Katayama
【公益財団法人セゾン文化財団常務理事、東京芸術文化評議会専門委員】

1958年兵庫県生まれ。㈱西武百貨店を経て1989年(財)セゾン文化財団事務局長に就任。2003年より現職。1994年、ジョンズホプキンス大学フェローとして、助成財団の評価を研究。現在、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任教授、東京芸術文化評議会専門委員、アーツカウンシル東京・カウンシルボード委員、市民社会創造ファンド運営委員、トーキョーワンダーサイト企画運営委員のほか、(公財)公益法人協会、(公財)助成財団センター、(公社)企業メセナ協議会等で理事を、(学)国立学園で監事をつとめる。共著書に「NPO基礎講座」「プログラム・オフィサー」「民間助成イノベーション」等。

三好勝則| Katsunori Miyoshi
【アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)機構長】

1953年、香川県生まれ。東京大学法学部卒業。自治省(現在の総務省)に入省し、国及び地方自治体において、行財政や地域政策に関わる制度の立案、執行に携わる。この間に、東京都生活文化局文化振興部長、香川大学大学院地域マネジメント研究科教授を歴任し、「文化を基調とした地域再生に関する研究会」委員などをつとめる。2012年、東京における芸術文化創造のさらなる促進と東京の魅力向上を図ることを目的として、アーツカウンシル東京が設立されたことに伴い機構長に就任する。文化審議会臨時委員・文化政策部会委員、工学院大学建築学部まちづくり学科特任教授。

日 時 平成26年11月7日[金] 16時~19時45分(15時30分開場)
会 場 都庁都民ホール 東京都庁都議会議事堂1階 東京都新宿区西新宿2-8-1
参加費 無料
定 員 200名(抽選)
申込み方法 ①WEB:申込み専用フォームから申込み
②FAX: 専用の申込み用紙に記入の上、03-5439-4521に送信
・専用の申込み用紙は、こちらからダウンロード可能
・専用の用紙がダウンロードできない方は、必要事項を記載の上、上記番号に送信。
必要事項:申込者の①氏名、②所属【会社名・役職など】(会社・団体未所属の方は不要)、③住所、④電話番号・FAX番号、⑤メールアドレス(お持ちでない方は不要)、⑥ご希望の連絡方法(メール・TEL・FAX)
申込み期間 9月9日(火)から10月15日(水)17:00まで受付
抽選結果は、10月25日頃までに、ご応募いただいた方全員にご希望の連絡方法にて、ご案内します。
※なお、定員に達しなかった場合には、引き続き専用フォームから先着順にて受付を行います。

地図

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主催 : 東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
共催 : ベルリン市、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協力 : 東京ドイツ文化センター、ブリティッシュ・カウンシル、韓国文化院
運営 : 公益社団法人 企業メセナ協議会